カビと医療の関係は非常に密接で、カビの働きは医療に役だっていルのをご存知でしょう。 カビから出来ているペニシリンという抗生物質の名前を聞いた事はあると思います。青カビの分泌物より抽出されたものが、ペニシリンです。 ペニシリンは1928年、アレクサンダー・フレミングにより、カビ汁の殺菌作用を使った、ペニシリンが発見されましたと本に記載されています。
スポンサードリンク
ペニシリンが発見された背景には、感染症と戦う人々にとっては大きな発見になりました。 その後、ファイザー社がペニシリンの量産工程を開発し、無数の命を救ってきました。ペニシリンの効果は細菌を殺菌する事です。 カビから作られたペニシリンが梅毒、淋病、破傷風、しょう紅熱などの感染症の薬として使われています。
ペニシリン系の抗生物質(ビクシリン、サワシリン、アモリンパセトシン、ヤマシリン、ユナシン、オーグメンチンなど) では特にブドウ球菌、溶連菌、肺炎球菌などのグラム陽性菌に強い殺菌作用があります。病状としては咽頭炎や気管支炎、 中耳炎、ものもらいなどの治療に使われます。損傷した脊髄(せきずい)に、カビから抽出した物質を使って動物実験を行い、脊 髄の損傷により動かなくなってしまった体の機能を治す事に、慶応大の研究チームが成功したと発表されています。
昔、田舎の古い建物で、戸のすき間に菌糸が広がって開かなくなることがよくありました。どこにそんな力がひそんでいるのか不気味にさえなるほど、カビの菌糸は強いんです。 もちろん、菌糸は弱いのですが、網目のように縦横無尽にはびこった菌糸の集合体は、ときにはすごいカを発揮するようです。 仲間は色とりどりで、白い菌糸を生やしたカビは、その後、種類によってさまざまな色に変化していきます。
たとえば、米に生えるモナスクスは、目にも鮮やかな真紅ですし、数日後には黄色くなります。 このカビは紅麹ともよばれ、害がないため食品の着色料にも使われます。 トウモロコシの芯など繊維質のものに生えるパンアカカビは、だいだい色で、カロチンのしわざです。 包装紙に生えるノカルジアやペニシリンのもとになるクリソゲニウムは、黄色です。
朽木に生えるムラサキホコリカビは、名の通り紫色。 私たちが見かけるくすんだ青緑のものは、アオカビの種類。 日がたつにつれて、灰色に近い色に変化します。 色素は、どれも胞子の中に含まれています。 電子顕微鏡を使って見えるほどのほんの小さな胞子の中にも、個性を形づくる色素がしっかりと入っているのです。
スポンサードリンク